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 4月の青森県議選をめぐって県議会議員らが公職選挙法違反の疑いで逮捕された事件で、三戸町議会議員12人と先月辞職した元町議の計13人のうち、11人に陣営側が買収を持ちかけていた疑いがあることが、捜査関係者への取材でわかった。9人が現金を受け取った疑いがあるほか、残りの4人のうち少なくとも2人が買収を持ちかけられていた疑いがあるといい、県警が捜査を進めている。

 この事件をめぐっては、県議選三戸郡選挙区で初当選した自民党県議の沢田恵容疑者(61)と、町議の北向敦容疑者(61)が8日に公職選挙法違反(買収、事前運動)容疑で逮捕されている。県警は10日午前、両容疑者をそれぞれ青森署と八戸署から青森地検へと送検した。

 捜査関係者によると、陣営側から現金を受け取った町議は、北向容疑者を含めて9人に上るとみられる。他の2人にも陣営側が現金を渡そうと試みていた疑いがあるが、受け取りを拒否されたとみられる。

 三戸町議会(定数14)は県議選当時は欠員1で町議が13人いたが、事件が表面化した後の5月末、坂本勝克氏(71)が辞職している。(仲川明里、板倉大地、横山蔵利)