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 安倍晋三首相は12日から日本の首相として41年ぶりにイランを訪れ、ロハニ大統領らと会談する。イランと対立するトランプ米大統領の要請で訪問を決めた。焦点は最終決定権を握る最高指導者ハメネイ師との初の会談だ。中東地域の緊張緩和に向け、日本が役割を果たせるのかに注目が集まる。

 「イランに行って私のメッセージを伝えられるのはあなたしかいない」

 政権幹部によると、今年4月、首相は訪問先のワシントンでトランプ氏からこう依頼された。

 首相は2016年11月、大統領選に勝利した就任前のトランプ氏と米ニューヨークで面会した際、イランと日本の良好な関係を紹介し、「自分ならハメネイ師に会うことができる」と伝えた。「そうなのか、ハメネイ師に会えるのか」とトランプ氏は驚いたという。

 トランプ政権は核合意から離脱し、経済制裁を再開。原子力空母や爆撃機部隊を中東に派遣するなどイランへの圧力を強めている。核開発断念に追い込む狙いだが、トランプ氏にしてみればイランとの戦争は避けたいのが本音だ。米国に頼まれての訪問に、安倍政権内には「会って話をするだけで日本の存在感を示せる」という思惑もある。

 首相はトランプ氏が5月に訪日した際にも、イラン問題についての考え方を直接聞いた。イランと敵対するサウジアラビアやアラブ首長国連邦、イスラエルの首脳とも電話協議を重ねた。今回の訪問ではイラン側に米国や関係国の考えを伝え、緊張緩和の重要性を強調する方針だ。

 今回のイラン訪問の成否は、日…

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