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日曜に想う 編集委員・曽我豪

 令和になっても、選挙前の永田町の光景は平成のころと変わらないのだった。

 まとまれば勝てるとばかり、おっとり刀で野党が共闘へ駆け出す。政策の一致はどうするとの声が追いかけるように噴き出す。おなじみの光景だ。

 政権も相変わらずで、消費増税を先送りするか、衆院を解散するか、安倍晋三首相の最後の一手に耳目を集めるのも、これまでと同じ流れだ。政局話に気も体もとられ、この夏もまた、国会の政策論争は不完全燃焼に終わるのだろうか。

 ふと、気が付いた。変わったことがある。「影の内閣」だ。あれはいったいどこへいってしまったのだろう。

失われた輝き

 「政権交代可能な二大政党制」という言葉がまだ輝きを放っていたころ、それは野党のおなじみの準備行動だった。

 英国政治の伝統にならい、野党が時の政権に対峙(たいじ)する形で影の首相・閣僚をそろえる。定期的に「閣議」を開き、対案を用意し政策論争に備える。将来の政権の姿を事前に示しつつ、個々人が政策担当能力を磨く場だ。政権交代を期すうえで当然の権利であり責務だった。

 足跡は続く。平成初期の社会党…

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