【動画】立山連峰の室堂平に生息するライチョウ=高津守撮影
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 国の特別天然記念物で絶滅の恐れのあるニホンライチョウ。環境省などが人工繁殖に取り組んでいるが、北アルプス・立山連峰の室堂平(富山県立山町)はアクセスのよい生息地の一つだ。6月は出会える確率が最も高いという。一目見たいと室堂平に向かった。

 室堂平の石畳の遊歩道を歩き始めると、間もなくカエルのような「ガー」とも「ゲー」ともつかない鳴き声が聞こえてきた。耳をそばだて、声の主の姿を探す。3メートルと離れていない岩の上に、上半身が黒褐色、下半身が真っ白な繁殖期の夏羽のニホンライチョウのオスがいた。あたりを見渡すように立っていて、目の上の赤い肉冠が鮮やかだ。ハイカーたちがすぐ近くでカメラを構えても、逃げるそぶりさえ見せない。

 ニホンライチョウの生息数や生態調査を富山県から委託されている「富山雷鳥研究会」事務局長の松田勉さん(67)によると、厳冬期を少し標高の低い谷で過ごすニホンライチョウは、4月ごろから室堂平でエサを探すようになる。全身が真っ白な冬羽からオスは上半身が黒褐色、メスは周囲の枯れ草に紛れるような黄褐色の繁殖期の夏羽に。4~5月に縄張りを争い、6月にはつがいになったオスとメスの縄張りも固定。オスが岩の上で他のオスが入ってこないよう見張りを始めるのもこの時期だ。

 遊歩道上に腰を下ろしてしばら…

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