[PR]

 老舗の酒蔵で若手演奏家が奏でるクラシック音楽を気軽に楽しみませんか――。そんな演奏会が、神奈川県大井町の江戸時代から続く井上酒造で続けられている。普段着で小さな子連れでもOK。日本酒もクラシック音楽も、もっと身近にして、ファンのすそ野を広げようと、29日午後1時半から5回目の演奏会を開く。

 井上酒造は1789年創業で「箱根山」の銘柄で知られる。酒蔵は1923年の関東大震災で全壊。その直後に再建され、65年ごろまで建て増しされてきたという。

 全国で若手演奏家のミニコンサートを開く「一般財団法人100万人のクラシックライブ」(東京都千代田区)から演奏会の打診があった時、井上寛社長(69)は「酒蔵を地域の人に楽しんでもらう場にするにはぴったりだ」と喜んだ。「昔、酒蔵に余裕があったころは、時代時代の当主が道楽で書画や骨董(こっとう)を披露したり、映画を上映したりして、地域で最も文化的な場所だった」。そんな役割を復活させたい思いもある。

 町には酒蔵が2軒あるが、町内…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら