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 横浜スタジアムの試合で選手とファンをつなぐ、横浜DeNAベイスターズのパフォーマンスチーム「ディアーナ」。そのメンバーからダンスを教われるチアスクールが、県内10カ所で開かれている。人気の秘密を取材してみた。

 「ワン、ツー、スリー、フォー……。トントンたたいたら手を挙げてクルッと」。現役ディアーナメンバーでもあるインストラクターの指示に合わせ、小2~4の約15人が体を動かす。決めポーズでは「ウィーアー、ディアーナキッズ!」のかけ声も。振り付けや立ち位置を確認し、一曲ずつ仕上げていく。

 スクールには、幼児から高校3年生までが年齢別に通う。バレエの要素を採り入れたアップや柔軟運動も含め、様々なダンスを練習する。2013年に始まると、藤沢市や茅ケ崎市などにも広がり、キャンセル待ちが出る人気ぶりだ。

 厳しいオーディションで選ばれ、大舞台で活躍している現役ディアーナやOGから指導を受けられるのに加え、発表会として横浜スタジアムで試合前に踊れるのも、大きな特徴だ。スクールでの活動を通し、家族ぐるみでベイスターズのファンになる人もいる。

 福永結月(ゆづき)さん(8)は、3歳のときに母の麻里さん(34)らと横浜スタジアムに行き、「かっこいい」とディアーナに一目ぼれしてスクールに入会。ディアーナ見たさに観戦を重ねるうち、選手の背番号も覚え、大好きな選手もできた。スタジアムでの発表会に結月さんが出演するようになると、祖父母もスタジアムに足を運び、次第にテレビ観戦するほどのベイファンになった。

 「これまで選手は遠い存在だったけれど、今は自分もチームのメンバーの一員として応援しているつもりです」と結月さん。ダンスを通して声援を送れるよう、自宅でも毎日、動画を見て復習しているという。

 インストラクターのMitsuki(みつき)さんは、ディアーナの活動を通して、ダンスの新たな魅力を学んでいるという。「距離が近くてお客さんから直接声援を頂いたり、逆にお客さんに視線が届くよう姿勢に一層気をつけたり」

 教える子どもたちは、そんな奥深いダンスの魅力に気づく一歩目のところにいる。「私自身、小さいころに基礎に励んだから今がある。スタジアムでの経験を生かし、子どもたちと向き合っていきたいです」(木下こゆる)

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