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 30代半ばから「崖っぷちを歩いている」ような感覚を覚えながら、女優を続けてきたという、有森也実さん(51)。今、出演中の一人芝居「化粧二題」との出会いで、これまでの生き方が「腑(ふ)に落ちた」と話します。

 舞台は、大漁旗が幔幕(まんまく)のように張られた芝居小屋の楽屋。誰かが床にごろ寝し、仮眠をとっている。遠くで流れ出す、客入れの演歌。と、スッと起き上がったのは、有森演じる大衆劇団の座長、五月洋子。周囲の劇団員に発破をかけながら、口上の練習をしたり、化粧をしたりと、初日の支度を始める――。

 「大衆演劇のお芝居は、華やか。キャラクターにも愛敬があるんですね。どうやって自分が採り入れられるかが、演じどころなのじゃないかと。どんな風にやっても、脚本(ホン)が素敵なので楽しいのですけれど……」

 上演中の「化粧二題」は、かつ…

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