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 窓の向こうに豊前海を望む4階の「ビジネス実践室」。前方の電子黒板に夫婦の笑顔の写真が映し出された。「先生のお父さん、お母さん?」。笑い声とともに生徒から声があがる。「そう。似ているところを探して」と講師の松井祥悟さん(27)。生徒たちは一斉にタッチペンを手にとり、机の上に置かれたタブレットに書き込み始めた。

 福岡県立青豊高校2年5組の必修科目「生物基礎」の授業。まもなく、生徒40人分の回答が電子黒板に表示された。「顔」「目」「ふくよか」……。「ふくよかって」と松井さんが苦笑すると、また笑いが起きた。「親から子に性質や形が受け継がれることを遺伝と言います」。和やかな雰囲気で授業は進んだ。

 同校は今年度、タブレット端末を50台導入し、電子黒板やWi―Fiも整備。授業だけでなく行事などでも生徒に貸し出し、体育祭の練習で自主的に動画を活用する生徒もいたという。徳永由紀子教頭(52)は「生徒の方が順応が早い。導入により、主体的な学びができている」と話す。

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