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 (11日、全日本大学野球選手権1回戦 大体大3―2高知工科大)

 延長十回サヨナラ負けしたものの、27代表中、唯一の公立大だった初出場の高知工科大(四国地区)が実力校を相手に大健闘した。全国的に無名だったチームの支えとなったのは、地元の風習と善意だった。

 大学は高知県香美市にあり、創立は1997年。初優勝した昨秋に続き、今春のリーグ戦を制した。初めて全日本選手権への切符をつかんだが、遠征費がいくらかかるのかも分からない懐事情だった。「アルバイトをさせようかとも考えたんですが。幸いにも高知県には、甲子園出場の際などにも使われる『奉加帳』という習慣がありまして」と福田監督。

 寄付者の名前と金額を記す用紙「奉加帳」を用意し、協力をお願いした。部員の帰省先に持たせた例も。監督によると、途中段階で少なくとも約1千人から数百万円の寄付が集まったといい、部員の負担はなく、大会に参加することができた。

 試合はエースの4年生、尾崎の…

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