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 円谷プロの特撮番組「怪奇大作戦」(1968年9月~69年3月/全26話)について、5本を監督した飯島敏宏さんが語るトークイベントを取材してきました。第1話と最終回を含む最多登板ですが、飯島さんは「(TBSの)橋本洋二プロデューサーに、よく言えば頼りにされた。悪く言えば便利屋として使われた」。そしてしばしば挙げたのは、同じTBSの社員監督として第25話「京都買います」など4本を担当した実相寺昭雄さん(2006年死去)の名でした。

 トークでとあるスタッフの名が出ると「実相寺とは合わなかったけどね」。聞き手の白石雅彦さんが「今日はちょこちょこ毒を吐きますね」。すると飯島さん「焼き餅はあるんだよ、僕にも」。ユーモアにくるんだ「毒」には、亡きライバルへの哀惜がこもっていました。

 「怪奇」に先駆けたウルトラシリーズから、クセのある異色作を放つ実相寺さんに対し、飯島さんは正統派の娯楽路線(円谷一さんもいましたがこの方は明朗快活、飯島さんはちょっと文学的で哀調を――てな話はおいといて)。実相寺さんの屈折して先鋭的で不穏でシュールな作風は「怪奇」の怪奇ムードと化学反応を起こし、名作「京都買います」や「呪いの壺(つぼ)」を生みます。ご自身も「人には誰しも花の時がある(中略)。怪奇大作戦こそ、私の花の時じゃなかったか、と思えてならない」と記しています。

 この言葉は実相寺さんの「私の…

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