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 短期間のうちに片方の目の瞳が内側に寄って左右の目の視線がずれる「急性内斜視」が最近、子どもや若者の間で多発しているおそれがある。日本小児眼科学会と日本弱視斜視学会が14日、浜松市で開かれる合同学会総会で調査結果を発表する。スマートフォンなどの長時間使用が影響している可能性があるという。

 両学会は今年1~2月、小児眼科医ら1083人にアンケートした。2018年の1年間で5~35歳の急性内斜視の患者を診察した経験があるかを尋ねた。回答した371人のうち、4割以上の158人が経験していた。その8割近い122人はスマホなどのデジタル機器の使用が発症に関係したと考えられる患者がいたと答えた。37人は機器の使用をやめたら症状が改善した患者を診た。

 日本弱視斜視学会理事長の佐藤美保・浜松医大病院教授は「急性内斜視は眼科医1人が数年に1人診る程度の珍しい病気だった。4割以上が患者を診たことがあったのは驚きだ。現場の医師は急性内斜視の若い患者が増えているとの印象を持っている」と話す。

 スマホのような小さな画面を長時間見続けると急性内斜視が起こることは、韓国の研究チームの論文などで指摘されている。ただ、因果関係はまだ科学的には証明されていない。

 両学会は因果関係を明らかにし、治療法や予防法を確立するため、本格調査を今秋にも始める。全国約100カ所の病院で、5~35歳の患者にデジタル機器の使用時間や頻度などを聞き、使用を控えた後の症状の変化を追跡調査する。

■教室の時計が二つ…

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