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 ヘイトやバッシングが飛び交うネット空間。それでもハラスメントや差別の悩みを安心して相談できる空間をつくりたい――。そんな思いから、ヤフーの元社員が新たなサービスを始めた。相談する人の匿名性を守る仕組みがサービスの肝だ。すっかりネット上に定着した掲示板「ヤフー知恵袋」での経験も生かしたという新サービスは、悩める人たちのよりどころになれるだろうか。

匿名性守る仕組み

 新たなウェブサイトは「QCCCA(キュカ)」。ヤフーでネット技術のエンジニアとして14年間働いた禹(ウ)ナリさん(40)が新会社を設立し、3月下旬に本格的に始めた。

 ある人が悩みをネットに投稿し、それを見た人がコメントしていく、という基本的な仕組みは、一般的なネット掲示板と同じだ。

 キュカでは、相談者はメールアドレスやニックネームを記入してアカウントをつくり、悩みを投稿する。

 その内容はまず、「キュカッチ」と呼ばれる登録ユーザーにのみ共有される。キュカッチとなるのは、福祉やダイバーシティー(多様性)、ITなどに詳しい22の人や団体。禹さんらが面会した上で任命する。キュカッチはSNSアカウントも公開している。

 このキュカッチの誰かが「承認」ボタンを押し、「代理投稿」する形で初めて、相談内容はネット上で見られるようになる。投稿主はあくまで代理投稿したキュカッチで、相談者は表には出ない。

 相談に対するコメントは、キュカッチが承認したものだけが公開される。中傷コメントなどは相談者の目に触れないようにする。

 こうした仕組みづくりは、「ヤフー知恵袋」での経験に基づいている。

ITで人の役に立ちたい

 禹さんは、2004年に始まったヤフー知恵袋の立ち上げメンバーで、サービスの急成長を支えた。当時はネット上に情報が少なく、検索して求めた結果が出てこないことも多かった。そのため、ヤフーのリスティング事業部(当時)で始めたのが「知恵袋」だった。開始と同時にユーザー数は急増。アクセスが集中してサーバーがダウンすることもあった。

 「何の見返りもないのに、質問…

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