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患者を生きる・眠る「耳鳴り」(2)

 2013年の年明けから、右耳の耳鳴りに悩まされていた山梨県都留市の落合隆子さん(62)は、勤務先のスーパーから静かな家に帰ると、症状がひどくなると気づいた。

 「このままではうつ病になってしまう」。耳鳴りの治療で通院していた県内の病院の精神科を受診した。父が亡くなり、遺産相続の問題を抱えていると話すと、「それを解決した方がいいかもしれませんね」と言われ、精神安定剤と睡眠導入剤を処方された。しかし、ほとんど効くような気はしなかった。

 午前0時ごろには布団に入るが、わんわんという音が気になって眠れない。午前2時ごろ、ようやくうとうとしたかと思うと、すでに起床時間の午前5時ごろになる。枕を変えてみても、寝付きはよくならなかった。

 「耳のなかにセミがいる」。ひどいときには夫の利夫さん(61)にそう訴えた。「耳鳴りに効く」とうたった健康食品を試したが、効果はなかった。周囲に悩んでいるように見られないのも、つらかった。

 「耳鳴りがよくなる治療はない…

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