傷害致死罪で男起訴「殺意認定できず」 老人ホーム事件

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 東京都品川区有料老人ホームで入所者の男性(当時82)を暴行して殺害したとして、殺人の疑いで警視庁に逮捕された元介護職員の根本智紀容疑者(28)=東京都新宿区=について、東京地検は12日、傷害致死罪で起訴し、発表した。地検は「殺意が認定できなかった」としている。

 起訴状によると、根本容疑者は4月3~4日、勤務していた「サニーライフ北品川」で、入所者の黒沢喜八郎さんの背中や腹に何らかの暴行を加え、内臓などの損傷に伴う出血性ショックで死亡させたとされる。

 警視庁によると、根本容疑者は逮捕直後、「暴行していない」と容疑を否認していた。地検は認否を明らかにしていない。

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