藤田大道
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エサのアジを食べるシワヒモムシ。丸のみする(名古屋港水族館提供)
名古屋港水族館(名古屋市港区)で20年以上展示されずバックヤードで飼育されていた生き物が、一世一代の大勝負に挑んでいる。腸のような姿をしているシワヒモムシだ。全国の動物園や水族館で飼育される一風変わった生き物20個体が人気を競う「へんないきもの大王タイトルマッチ」に出場している。
飼育されているシワヒモムシは体長約70センチ。その名の通り、しわのあるひものような姿はまるで動物の腸。日本で見られる種もあるヒモムシの一種で、主に南極近くの海に生息する。
名古屋港水族館では4体飼育している。「年齢は分からず、もしかすると40年以上生きているかもしれません」と飼育担当の安藤友佑さん(33)。活発に動くことは少なく、魚などの死骸を食べるという。
名古屋港水族館にやって来たのは、開館を翌年に控えた1991年。この年に南極で採集された。水族館で最も長く飼育されている生物にもかかわらず、グロテスクな見た目が展示に向かないと、長年バックヤードで飼育されていた。
だが、風向きが変わり、2015年に初めて展示に踏み切った。「このころから多少グロテスクな生き物にも興味を持ってもらえるようになった。時代がシワヒモムシに追いついた」と安藤さんは振り返る。
今回の「タイトルマッチ」は、…
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