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 海外の人たちは老後の生活を年金に頼れているのでしょうか? 老後の生活費に約2千万円の蓄えが必要とした金融庁の審議会の報告書をめぐって、日本で議論が沸騰しています。将来の暮らしや年金制度への不安の声が出ています。日本は「国民皆年金」を誇ってきましたが、社会保障が進んでいるイメージの欧州の仕組みはどうなっているのでしょうか。海外の年金制度に詳しい神奈川県立保健福祉大の西村淳教授(社会保障法)に聞きました。

――そもそも、公的な年金制度は海外にも存在するのでしょうか。

 一部の途上国をのぞいて、ほとんどの国にあると考えてよいと思います。ただし、国民のどのくらいの割合が加入しているかには差があります。途上国の多くでは、加入できるのが公務員や一部の大企業の従業員に限られていて、日本のように国民全員が入れる仕組みにはなっていません。

日本、ドイツやスウェーデンと大差なし

――審議会の報告書の内容は、年金だけでは老後の生活ができないように受け止められましたが、日本の年金は少ないのでしょうか。

 為替レートや物価水準などが異…

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