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 韓国の仁川地裁は13日、ブランド品の密輸を繰り返したとして関税法違反の罪で在宅起訴された大韓航空の元副社長・趙顕娥(チョヒョナ)被告に懲役8カ月、執行猶予2年、罰金480万ウォン(約43万円)、母の李明姫(イミョンヒ)被告に懲役6カ月、執行猶予1年、罰金700万ウォン(約63万円)の有罪判決を言い渡した。趙元副社長は、かつて大韓航空のナッツの出し方に怒って搭乗機を引き返させ、15年に有罪判決を受けている。

 判決によると、2人は2012年1月~18年5月、約250回にわたり、大韓航空の社員に命じて旅客機で総額約1億2580万ウォン(約1132万円)相当のカバンや陶磁器などを密輸入した。

 裁判官は2人への判決理由で「大手企業(トップ)の家族という地位にあることを利用し、個人的な消費欲求を満たすために、企業の財産を私的に流用し、社員たちを犯行の道具に転落させた」と指弾した。韓国社会では近年、財閥一家が特権的な立場を利用して私腹を肥やすことに、厳しい批判が集まっている。(ソウル=武田肇)