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 茨城県牛久市の本格的ワイン醸造場「牛久シャトー」を建てた神谷傳兵衛の故郷・愛知県西尾市から13日、西尾商工会議所のメンバー19人が視察に訪れた。

 商議所の委員会が、ワイン産業の礎を築いた「郷土の偉人」について学ぼうと企画。シャトーのレストランなどは閉鎖されたが、西尾出身の経済人・味岡源太郎さんが昨年、傳兵衛の伝記の復刻本を出版したことを契機に、傳兵衛への関心が高まっているという。

 メンバーらはまず、板垣退助らを招いてワインパーティーを開いた本館を見学。根本洋治・牛久市長が「傳兵衛さんは渋沢栄一に匹敵するような人。面影をたどってください」と呼びかけた。この後、シャトーを所有するオエノンホールディングスのスタッフの案内で、旧発酵室の傳兵衛記念館を視察。整然と並ぶ巨大な木樽や地下蔵などを興味深そうに見学していた。

 参加した鳥山欽示さん(60)は「歴史的な価値と質の高さに感銘を受けた」と話した。商議所は今後、西尾市と牛久市との交流を期待している。