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 作家三浦綾子(1922~99)の世界を、私が案内します――。旭川市にある三浦綾子記念文学館に、13日からアニメ風キャラクター「レイ」が登場した。

 レイは、旭川で生まれ育った19歳で、今は札幌の大学に通っている、という設定。三浦文学にはあまり親しんでこなかったが、「もっと知りたい」と文学館のボランティアガイドを務めながら勉強しているという。作画は、旭川高専を今春卒業し、札幌の大学に通う斎藤くるめさん。

 13日から始まった企画展「ハッとして、ホッとする愛のことば展」では、来館者のスマホを通して、レイと難波真実・同館事務局長とが、三浦作品の言葉の力について語り合う「ギャラリートーク」を聞くことができる。レイの声は、声優の七瀬真結さんが務めた。また、レイが三浦作品の名言を紹介する絵はがきも発売された。

 アニメ風のオリジナルキャラクター作成に関しては、「そこまでするのか?」という意見もあったというが、田中綾館長は「文学館としては大胆な取り組みかもしれないが、年齢や国籍を超え、多様な人たちが三浦文学に親しむきっかけになる」と期待。2000年生まれという設定で「実際の年月に合わせて年をとるので、みんなで育てていきたい」という。7月上旬には、レイが登場するAR(拡張現実)機能を使ったアプリも提供し、レイが館内展示を案内できるようにする計画だ。(本田大次郎)