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 三重県鳥羽市の鳥羽水族館は13日、国内での飼育例があまりない珍しいウミウシの一種「ヤマトメリベ」の公開を始めた。

 同水族館飼育研究部によると、ヤマトメリベは6月7日午後、鳥羽市相差町の漁港内で見つかった。地元の漁師亀川金義さん(52)が、岸壁付近に浮いているのを網ですくって採取。同水族館に連絡した。

 見つかったヤマトメリベは体長約40センチ。「頭巾」と呼ばれるラッパ状の大きな口を使い、小エビや小魚などを食べる日本固有種。神奈川県から熊本県にかかる太平洋や東シナ海の水深50メートルより深い場所に生息するが、島根県など日本海での発見例もあるという。

 同部の西岡冴映学芸員(23)は「発見例は全国であるが、飼育が難しく、生態はあまり知られていない。長期間飼育して詳しく調べたい」と話す。(安田琢典)