逮捕の市職員の母、育児疲れか「複数回、床に落とした」

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 生後3カ月の長女を自宅で殺したとして、新潟県警は、同県長岡市職員伊藤法子容疑者(31)=同市末広2丁目=を殺人の疑いで12日、逮捕した。伊藤容疑者は育児疲れを明かしていたといい、県警もこうした状況が事件につながった可能性があるとみて調べている。

 県警によると、伊藤容疑者は12日午前11時ごろ、長女の光ちゃんを自宅の床に落とし、殺害した疑いがある。死因は脳挫傷などによる外傷性ショック。伊藤容疑者は容疑を認めており、捜査関係者によると、光ちゃんを「複数回、床に落とした」と供述しているという。

 県警や市によると、伊藤容疑者は夫、就学前の長男、光ちゃんの4人暮らし。4月から1年間の予定で育児休業中で、自宅を訪れた助産師らに「夜間に3回ほど(長女に)授乳するので、よく眠れない」「心療内科を受診する」などと相談していた。最近は夫の母が頻繁に自宅を訪ねていたという。光ちゃんの体に目立った傷はなく、県警は日常的な虐待はなかったとみている。

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