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 三菱重工業の子会社・三菱航空機は13日、開発中の国産ジェット旅客機「MRJ」の名前を「スペースジェット」に変更すると正式に発表した。開発が遅れたイメージを払拭(ふっしょく)し、受注拡大をめざす。

 MRJは「ミツビシ・リージョナル・ジェット」の頭文字。「地域の」という意味のリージョナルには、座席が狭いイメージがあるとの指摘もあった。新名称は「広々とした」という意味の英語「スペーシャス」にちなんだという。

 これまで「MRJ90」としてきた、座席数が90席級の機体は「スペースジェットM90」に変更。定員は76~92人で、2020年半ばの納入開始を予定する。一方、「MRJ70」としていた70席級の機体は「スペースジェットM100」とする。座席数は65~88席。

 2種類の機体をまとめたシリーズとしての名前は「三菱スペースジェット」とする。これらの詳細は17日に開幕する「パリ航空ショー」で説明するという。

 MRJは08年に事業化。13年に初号機を納入する計画だったが、安全確保のための設計変更などが相次ぎ、納入時期を5度延期している。三菱重工業は事業を加速させるため、競合するカナダ・ボンバルディアの小型航空機事業の買収交渉も進めている。(初見翔)