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経済インサイド

 多くのベンチャー企業が生まれては消えるアメリカ。今も昔も、夢を追う人々が世界中から集まり、そこに資金を出す投資家も大勢います。そんななか、電気自動車(EV)の販売を計画する、ある自動車ベンチャーが話題を集めています。肝心の車はまだ発売されていないのに、華やかなパーティーに購入予約者を集め、世界的な大企業から巨額の資金も調達。いったいどんな会社なのか。実像を探ると、その実力とともに、自動車業界を変えつつある、大きな流れが見えてきました。

 三菱自動車が閉じたアメリカ中西部・イリノイ州の工場跡を、EVスタートアップ(新興企業)が買い取った――。地元メディアの報道に気づいたのは、記者がニューヨークに赴任した2017年春だった。ウェブサイトには「リビアン・オートモーティブ」という社名と、EVを開発しているらしいこと以外は何の情報もない。きっと、あまたあるEVベンチャーの一つだろう。しばらくは目立ったニュースもなく、半ば忘れていた。

 あれから2年。その会社はいま、国際モーターショーでEVの試作車をデビューさせ、巨大企業のアマゾンやフォード・モーターから計1千億円超もの資金を集めた。来年には大量生産に乗り出すという。EVの先駆者テスラを脅かすと評されるまでの存在になった。

 いったいどんな会社なのか。本格的な取材に取りかかった。

ポルシェ並みの加速力

 4月中旬、暮れなずむハドソン川を一望するパーティー会場は、カクテルやシャンパンを手にした100人以上の男女で埋まった。ニューヨーク・マンハッタンの西端、古いれんが造りの建物をモダンに改装したイベントスペース。2台のEVがスポットライトを浴びていた。

 フロントを一直線に貫くライト…

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