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 候補者男女均等法が施行され、初の国政選挙となる参議院選挙。春の統一地方選では、当選者の女性比率は増えたものの、「微増」にとどまった。国政で「風」は吹くのか。

喜成清恵さん(金沢市議)

 4月の統一地方選挙で、金沢市議に初当選しました。定数38に対し43人が立候補。女性は全員当選し、改選前に比べ2人増えました。とはいえまだ7人で、全体の2割に届きません。

 私は立憲民主党の公認でしたが、労組など組織の支援は一切ありません。事務所開きに集まったのは、NPO活動で知り合った人や家族、親戚ら十数人。組織力のなさをカバーしたのが、3年ほど前に立ち上げたこども食堂で着ている「かっぽう着」です。これを着て顔と名前を覚えてもらい、「未来はおかんにまかせまっし」と訴えました。

 政治の役割は、懸命に生きる人を支えること。選挙中は貧困問題や子育て、女性への支援策の充実を訴えました。私自身、家庭内暴力が原因で離婚し娘2人を育てました。長女も小1の息子がいるシングルマザーなので、子育ての大変さはよく分かります。

拡大する写真・図版喜成清恵さん

 「何も変わらない」と、これまで投票したことがなかったという若い女性や母親たちが、支持してくれました。男性の中には、「市議はいったい何をやっているか分からない」という人もいて、新顔の私に投票してくれたのです。苦戦を予想していたのが、ふたをあければ11位で当選しました。

 街頭で何度も使った言葉が「パリテ(男女均等)」でした。「パリテって何ですか」。そこから会話が始まりました。男女の人口比は半々ですから、議会も男女同数にすべきです。市の管理職も審議会も男性が多い。こうした点も指摘し共感を得ました。

 そもそも、政治の世界に入ることは、考えもしませんでした。しかし、妊婦に診療費の上乗せを求める「妊婦加算」や、税負担を軽くする「寡婦(寡夫)控除」から未婚の一人親が外されていることをニュースで知り、女性として黙っているわけにはいきませんでした。

記事後半では、旧労働省時代に男女雇用機会均等法成立に尽力した元文部大臣の赤松良子さんが「法律を育てることの重要性」、帝京大学教授の川人貞史さんが「女性政治家の需要」について語ります。

 昨年成立し、「日本版パリテ法…

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