[PR]

 青森県立大湊高校の伝統行事「耐久遠足」が14日、地元むつ市の釜臥山(かまぶせやま)(879メートル)の山麓(さんろく)で開かれた。男女513人の生徒が、歩いたり走ったりしながらアップダウンのきつい24・7キロの道のりに挑んだ。

 釜臥山のふもとの校舎から山頂直下の展望台まで標高差約720メートルを上り、展望台からは恐山街道などを経由してゴールのむつ運動公園まで一気に下る。2時間ちょうどでゴールしたのは陸上部2年の古谷駿介さん。実は選に漏れてこの日の陸上競技の東北大会に出場できなかったのだといい、「悔しさをぶつけました。きつくて最後の5キロは気力で走りました」。

 今年53回目。この学校行事を事故なく成功させようと、約40人の教員のほかPTA役員や卒業生が関門に立ってサポートした。PTA副会長の佐々木正志さん(45)は「自分も子どもの頃に出ましたが、平坦(へいたん)じゃないから結構辛い。でも、仲間と完歩したときの達成感は良い思い出です」。豊川武伸教頭も「つらくて参加したくないと思う子もいますが、子どもをたくましくし、下北の良さも体感できる行事。この伝統は守っていきたい」と話していた。(伊東大治)