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 大津市の交差点で直進車と右折車がぶつかり、信号待ちをしていた保育園児ら16人が巻き添えで死傷した事故で、大津地検は14日、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の疑いで書類送検された直進車を運転していた女性(62)を嫌疑不十分で不起訴処分にした。

 事故は5月8日午前10時15分ごろ、大津市大萱(おおがや)6丁目の県道交差点で発生。右折しようとした乗用車と、直進してきた軽乗用車がぶつかり、直進車がはずみで道路を外れ、歩道上で信号待ちをしていた園児の列に突っ込んだ。園児2人が死亡し、1人が重体、園児と保育士13人が重軽傷を負った。

 地検は捜査の結果、女性が運転する直進車について「突然右折してきた車に衝突されて事故に至った」と判断。女性は法定速度以下で走行し、前方不注視もなく、青色信号で交差点を直進しようとしていたとし、「刑事責任を問える過失は認めがたい」とした。

 事故では、右折車の運転手、新立(しんたて)文子被告(52)が5月17日、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)罪で起訴されている。(比嘉展玖、安藤仙一朗)