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 埼玉県東松山市材木町の集合住宅の一室で住人の介護施設職員、渡辺真澄さん(38)の遺体が見つかった事件で、司法解剖の結果、遺体には十数カ所の刺し傷があったことが県警への取材でわかった。致命傷の可能性がある傷が複数あったという。県警は、犯人が確定的な殺意をもって渡辺さんを襲った疑いがあるとみて捜査を進めている。

 県警によると、渡辺さんは胸や腹を刺されており、内臓に達していたものもあった。死因は失血死だった。凶器とみられる刃物は室内からは見つかっていないという。発見時、渡辺さんは上下とも服を着た状態だった。11日夜に死亡したと推定されるという。県警はこの時間帯に物音を聞いた人がいなかったかどうかなどを調べている。

 渡辺さんは11日夕方に職場を出た後、12日に連絡なく欠勤。同日午前10時ごろに渡辺さん宅を訪れた同僚2人がインターホンを押したが反応がなかった。翌13日午前7時15分ごろ再度訪れた同僚が玄関のドアが施錠されていないことに気づき、室内のユニットバス出入り口付近で倒れている渡辺さんを見つけた。