[PR]

 話し合いの場で参加者が話しやすくする進行「ファシリテーション」を学ぶ講座が15、16の2日間の日程で静岡市の市番町市民活動センターで開かれている。県ボランティア協会が主催し、県内で活動する団体のスタッフや市職員ら約30人が参加。年間200件以上のファシリテーターを務める浜松市の鈴木まり子さん(59)が講師を務める。

 鈴木さんは東日本大震災や熊本地震の被災地で、地域の班長たちが避難所を運営するための話し合いや、行政の危機対策本部の会議などを進行してきた。「話しやすくする心遣いや手法を使うと、当事者意識が高まり、発言が活発になり、それぞれの立場への理解が進むことで結論への納得感が深まる」と話す。

 座り方もその一つ。この日は鈴木さんの指示で参加者たちが、複数の座り方を試した。机をいくつかの集まりにする島型は少人数で意見を深めるのに適しており、椅子を円形にすると、お互いの顔が見えることで対話が進むメリットがあるという。

 富士宮市の環境教育NPO法人で働く馬場口勝彦さん(54)は他団体との会議をまとめることもあるという。「座り方一つで感覚が変わることに驚いた」と話した。(宮川純一)