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 特殊詐欺対策と称して高齢者宅を訪問し、約1200万円を詐取した疑いがあるとして、京都府警は15日午前、府警山科署地域課に勤務する30代の男性巡査長を任意同行し、事情聴取を始めた。容疑が固まり次第、詐欺容疑で逮捕する方針。

 府警によると、巡査長は昨年11月ごろ、職務と偽って京都市内の70代の男性宅を訪れ、「お金を預かっておく」とうそを言い、現金をだまし取った疑いがある。

 巡査長は当時、伏見署管内の交番に勤務。同じ頃、金融機関から「男性が高額の引き出しをしようとしており、特殊詐欺被害の可能性がある」と府警に連絡があった。巡査長はこの通報で金融機関に駆けつけ、男性と知り合った。そこで男性には高額の資産があることを知ったとみられる。

 男性は4月、巡査長との連絡が途絶えていたため、巡査長のいた交番に相談して問題が発覚した。巡査長は今春、山科署に異動していた。府警は金融機関から特殊詐欺に関する情報提供を受け、交番勤務の署員が情報を共有していた。