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 米プロバスケットボールNBAで1巡目指名を受けた八村塁は富山市出身。ベナン人の父と日本人の母を持つ。宮城・明成高時代に全国高校選抜優勝大会(現全国高校選手権)で3連覇を達成し、卒業後、NCAA1部の強豪・ゴンザガ大に進んだ。

 2018~19年シーズン、持ち前のシュート力を生かし、所属地区のウェストコースト・カンファレンス(WCC)で37試合に出場。1試合平均19・7点、シュート成功率59・1%という好成績を残し、レギュラーシーズン7連覇に貢献した。その後の全米選手権ではチームを8強に導いた。

 昨年6月には日本代表デビューを果たし、来年の東京五輪でも活躍が期待されている。

 NBAドラフトは30チームで2巡目まで行われ、指名されるのは60人。原則、前シーズンの下位チームから順に指名する「ウェーバー制」を採用している。3年生の八村は、大学卒業を待たずにドラフト対象選手となれる「アーリーエントリー」制度を利用し、NBA志望を表明していた。

 八村が来季、NBAでプレーすれば日本選手として3人目。えりすぐりの60人しか指名されないドラフト経由でのデビューは初めてとなる。

 日本選手では過去、04年に田臥勇太(現・Bリーグ栃木)がトライアウト(入団試験)、若手の登竜門・サマーリーグなどを経てサンズと契約し、NBAに出場。18~19年シーズンには渡辺雄太が、下部リーグでプレーしながらNBAに出場できる「ツーウェー契約」をグリズリーズと結び、15試合でプレーした。

 また、現在のドラフトのように指名人数が制限されていなかった1981年には、住友金属に所属していた岡山恭崇がウォリアーズから8巡目の171位で指名されたが、契約には至らなかった。(松本麻美)

【動画】漫画家・井上雄彦さんとバスケ日本代表の八村塁選手が対談=瀬戸口翼撮影