上田・埼玉県知事、知事選不出馬を表明 政界引退は否定
埼玉県の上田清司知事(71)は15日、さいたま市で記者会見し、8月25日投開票の知事選に立候補せず、任期満了で退任すると発表した。「改革の成果と方向性が出てきている。誰がやろうと一定の方向は決まっている」と述べ、県政の道筋をつけたと強調。政界からの引退は否定した。
上田知事は衆院議員を経て、2003年に知事初当選。自らの任期を3期12年とする「多選自粛条例」をやぶって4期目を務め、県議会で自民党と対立した。
知事選には、国民民主党の大野元裕参院議員(55)と、希望の党を離党した行田邦子参院議員(53)が立候補を表明しており、自民党県連がスポーツライター青島健太氏(61)に立候補を要請している。(長谷川陽子)
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