フランコ・ゼフィレッリさん死去 映画監督やオペラ演出

ローマ=河原田慎一

 イタリアメディアによると、映画監督でオペラ演出家のフランコ・ゼフィレッリさんが15日、ローマの自宅で死去した。96歳だった。

 1923年、フィレンツェ生まれ。巨匠ルキノ・ビスコンティの下で舞台美術や映画監督の仕事に関わった。67年にシェークスピアの喜劇を映画化した「じゃじゃ馬ならし」で監督を務め、68年の英伊合作映画「ロミオとジュリエット」で成功を収めた。自ら脚本も執筆し、72年にはアッシジの聖フランチェスコの半生を題材にした「ブラザー・サン シスター・ムーン」を発表した。

 オペラの演出も手がけ、米国のメトロポリタン歌劇場でのプッチーニ「トゥーランドット」や、伊ミラノ・スカラ座でのベルディ「アイーダ」など、絢爛(けんらん)豪華な舞台で世界的に知られるようになった。ゼフィレッリさん演出の「アイーダ」は、新国立劇場開場記念の98年のほか、10周年、20周年などの公演でも上演された。

 94年にはベルルスコーニ元首相の率いる中道右派政党から出馬し、上院議員も務めた。(ローマ=河原田慎一)