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(15日、阪神2―3オリックス)

 「関西対決」の第2ラウンド。前夜は2点のリードを守れず、終盤に逆転負けを喫した阪神。この日もしのいで、しのいで、九回までこぎつけた。

 だが、待ち受けていたのは最悪の結末。2試合連続逆転勝ち中のオリックスの勢いを止められなかった。

 1点リードの九回のマウンドには守護神・ドリス。先頭の小島に一、二塁間を破られると、続く福田の犠打を自ら一塁に悪送球し、一、三塁と傷口を広げた。1死を奪ったものの、二、三塁から吉田正に同点適時打を許し、ロメロの犠飛であっけなく決着。「満員御礼」。それも観客の半分以上を埋めた虎党からは、悲鳴とため息が上がった。

 矢野監督は失点の原因となったドリスの悪送球について「足の速い走者だし、攻めのミス」とかばったが、ここまでチームを支えてきた救援陣にほころびが見えているのも確かだ。

 前夜は18試合連続無失点中だった藤川が粘れず、火消しに失敗。この日は2番手の守屋も、失点こそ逃れたが、2人の走者を背負いピンチを招いた。金村投手コーチは「しょうがない」を連呼しつつも、「うちの力量を考えたら、守屋とか慎重になりすぎている」と首をかしげた。

 この日の敗戦で首位・広島とはゲーム差が2・5に広がった。「ブルペンから誰が登板しても点が取られない。それがチームの強み」と語っていたドリス。夏の盛りを目前に、踏ん張りどころを迎えている。(辻隆徳)