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 大阪北部地震で被害が大きかった高槻、枚方両市は16日、住民参加型の防災訓練を開いた。高槻市では参加者に救助活動を体験してもらい、枚方市では避難所を設け、市民らが救援物資の搬送などに取り組む訓練をした。

 高槻市消防本部の「レスキューカーニバル」は約600人が参加。高層階の住民らを救助する模擬訓練を実施、隊員がロープを使って壁伝いに幼児らを救い出した。親子で参加した茨木市の会社員、植(うえ)大輔さん(31)は自宅マンションから出勤直後、大阪北部地震が発生。家族と電話がつながらなかったと振り返り、「改めて防災への意識を高めたい」と話した。

 枚方市は、最大震度6強の直下型地震が発生したと想定した訓練に、市民ら約4千人が参加。市内4カ所に避難所を設けた。小倉小学校では、近くに住む中学生らが非常食や飲料水を運び込んだり、段ボールベッドを組み立てたりした。

 地元の自主防災会長、原田啓二さん(61)は「大阪北部地震は想定外だった。行政や学校とともに災害に備えていきたい」と話した。市はほかに、ドローンによる情報収集にも取り組んだ。(室矢英樹、森下裕介)