【動画】12000本のユリが山里を彩る花街道=笠原雅俊撮影
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 山里を華やかに彩るユリの花の道が続く。高知県四万十市西土佐薮ケ市地区で、住民が育てた1万本を超えるユリの花が満開だ。初夏の風が甘い香りを運んでくる。

 愛媛県につながるつづら折りの県道を走ると、色鮮やかな花の街道が現れる。山あいの古里を花で明るくしようと、住民グループ「薮ケ市里づくり委員会」が1999年から毎年、ユリの球根を植えている。

 同地区には現在約20世帯、65人が暮らす。住民は1年に2千個ずつ植え、草を刈り、大事に育てている。球根や葉を食べるイノシシやシカとは闘いだ。

 今では1キロの道路脇に15種約1万2千本の花が咲く。黄、オレンジ、白、ピンクの花が訪れる人を癒やす。同会の松浦栄会長(72)は「今年も多くの花が咲き、山里が明るくなった。多くの人に見てもらうとうれしい」と話す。まもなく、カサブランカが咲く。花街道は今月いっぱいは楽しめるという。(笠原雅俊)