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 美容師などを目指している県立あけぼの学園高校(三重県伊賀市川東)のビューティクリエイト部員らが開発し、今年3月から販売している全身用美容ジェル「ピアニン」が16日、計1万本の販売を達成した。総合衣料品店「わたせい伊賀店」(四十九町)で実演販売を体験をした1年生部員7人は、予想以上の売れ行きに喜んだ。

 ピアニンは伊賀忍者が傷の手当てに使ったとされるシャクヤクやドクダミのほか、伊賀米の米ぬかを配合。リップやハンドクリーム、化粧水などとして、赤ちゃんからお年寄りまで使えるのが特徴という。40グラム入り545円(税別)。3月下旬、市内の書店や道の駅などで販売を始めた。特に30~60代の女性に人気があり、取扱店は県内外の30店以上に増え、販売を始めてから約2カ月半での1万本達成となった。

 ビューティクリエイト部顧問の鴨田公弘教諭(51)は「すごいペースの販売数。価格が手ごろでべたつかず、傷口にしみないのが人気の理由ではないか」。商品化した美容商品製造販売商社「ビケント」(津市)の山口雅文社長(50)は「できたら全国へ販路を広げたい」と話す。

 この日の販売体験は生徒たちが多くの客と関わる経験をして、社会へ出たときに困らないようにする狙い。販売数1万本の達成が分かると、部員たちから拍手が起こり、全員で記念撮影をした。美容師を目指している間浦愛華さん(15)は「初めての販売体験で緊張したけど、お客さんはとても親切だった。自分の高校が開発に関わった商品が有名になってうれしいです」と笑顔を見せた。(森直由)