張本も撃破、599位中国選手が快進撃 卓球王国の実力

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前田大輔
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 599位――。卓球のジャパンオープン荻村杯の男子シングルスで4強入りした孫聞(中)の世界ランクだ。予選から登場し、本戦の1回戦で同4位の張本智和(木下グループ)を破るなど、快進撃をみせた。

 15日の準々決勝。4月の世界選手権で銅メダルを獲得した22歳の梁靖崑との中国勢対決。同い年の孫聞は持ち味のフォア、バックの両ハンドからの強烈なドライブ攻撃で打ち合い、4―2で勝利。「とても状態が良い」と振り返った。準決勝で台湾の若手選手に敗れたものの、王国・中国の層の厚さを示した。

 卓球の世界ランクの計算方法は、昨年1月から大幅に変わった。世界選手権やワールドツアーといった国際大会で成績を残す必要性が増し、大会の格付けや成績に応じて与えられるポイントの有効期限も1年間(世界選手権を除く)になった。国際大会での実績がほとんどない孫聞はランクこそ599位だが、世界最高峰の超級リーグで昨季12勝を挙げるなど、王国の中で実力を蓄えてきた。

 昨年10月には、ナショナル…

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