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 「もうこの場所に来ることはないと思っていました」。記者会見場に現れたイ・ボミ(韓)は第1ラウンドの後、照れたように笑った。

 13日から16日まで、神戸市の六甲国際GCで開かれた「宮里藍サントリーレディスオープントーナメント」。初日に全体の3位タイでホールアウトし、久しぶりにリーダーボードの上位に懐かしい名前が掲示された。

 国内ツアー21度の優勝を成し遂げた人気者も、近年は不振に苦しんでいた。一昨年8月のCATレディースで勝って以来、優勝はない。予選落ちは14回、1桁順位は1度しかない。

 「ミスしたくない気持ちがすごく強くて、それでますます悪くなっていった。(練習で)毎日違うことをやっているから、全然良くならなかった」

 スイング時のテイクバックの安定感だけに集中したら、全体が少しずつ良くなってきたという。なにより、ティーショットでフェアウェーをとらえる割合が増えたことは大きい。

 16日の最終ラウンドを終え、結果は22位。それでも「ショットは本当に良くなった」と手応えを感じている。「4日間なので、体力が……。体力のことも今後は考えてやらないといけない」。8月に31歳になる。足元を見つめながら、浮上のきっかけを探している。(山田佳毅)