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 大阪府吹田市で警察官が襲われ、容疑者が拳銃を奪って逃走している事件を受け、現場周辺の自治体では首長らが住民に不要不急の外出を自粛するよう呼びかけたり、公共施設を急きょ閉鎖したりするなど、対応に追われた。容疑者の身柄が確保されない限り、関係自治体による「厳戒態勢」は17日も続きそうだ。

 府は16日、府幹部による緊急会議を開催。17日朝までに容疑者の身柄が確保されていなければ、吹田市などの「北摂地域」の10市町や大阪市の一部の府立高校・支援学校を休校にすることを決めた。ほかの地域への逃亡が疑われる場合は、休校範囲の拡大も検討する。吉村洋文知事は記者団に「(住民は)不要不急の外出を控え、安全確保を大事にした行動をお願いしたい」と警戒を呼びかけた。

 また、吹田市や近隣自治体のほか、大阪市も府と同様の規定で小中学校などで17日は休校とすると決定。大阪市によると、幼稚園52園、小中学校419校の計約17万人(2019年5月現在)の児童・生徒に影響が出るという。

 一方、現場から約10キロ離れた京セラドーム大阪(大阪市西区)でも、プロ野球オリックス・阪神戦の入場ゲート6カ所で通常の手荷物検査に加え、金属探知機で観客の荷物をチェック。試合を主催するオリックスの担当者は「野球ファンの安全を脅かすことがあってはならない」と語った。