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 順天堂大は17日、2019年度の入試結果を公表した。医学部の合格率(受験者に対する合格者の割合)は男子が7・72%、女子が8・28%で、直近7年間で初めて女子が男子を上回った。順大医学部は男女で異なる合格基準を設け、女子が不利になるように入試を行っていたことが昨年に発覚しており、19年度入試の判定はこれを改め、性別によって差をつけずに行ったという。

 順大医学部は13~18年度の入試の平均合格率は男子が9・16%、女子が5・50%だった。男子が女子の1・67倍高く、文部科学省が調査をした全国の81医学部医学科で最も男女差があった。19年度入試は、男子の合格率が女子の0・93倍だった。

 文科省から「不適切な入試の疑いがある」と指摘を受け、順大は昨年12月に男女で異なる合格基準を設けていたことなどを公表。理由として「女子のほうが精神的な成熟が男子より早く、大学受験の時にはコミュニケーション能力が高い。ある意味で男子を救うためだった」などと釈明していた。

 19年度は面接チームに女性教員を加え、合否判定で男女の扱いの差を廃止したという。今年度の医学部受験生は男子2202人、女子1679人で、合格者は男子170人、女子139人だった。

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 朝日新聞は17日までに、81大学から19年度の入試結果について回答を得た。全大学の合計で見ると男子の合格率は11・89%に対し、女子の合格率は10・99%で、男子の方が1・08倍高かった。18年度は男子の方が1・22倍高かった。(貞国聖子)