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 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田市への配備計画で、岩屋毅防衛相は17日、防衛省の報告書の不備など一連の不手際について秋田県庁で佐竹敬久知事らに謝罪した。7月の参院選を前に政府与党は沈静化に躍起だが、報告書が「適地」とした根拠は揺らぎ、地元の反発は強まっている。

秋田知事は協議入り拒否

 「深くおわびする」。岩屋氏は佐竹知事にこう謝罪し、頭を下げた。

 防衛省が5月27日に秋田県や秋田市に提出した調査報告書は、アショアのレーダー探知に影響があるかを検討する山の高さを実際より誤って高くした。住民説明会では防衛省職員が居眠り。岩屋氏は「省としての姿勢が問われる事態が生じた。誠に申し訳なく思っている」と述べ、現地で改めて実測調査を行うことを表明。地元の意見を踏まえ、報告書の内容も見直す考えを示して、理解を求めた。

 これに対し、佐竹知事は「残念と言うより悲しい。配備に理解を示す人もいたが、その方々も応援する雰囲気にない。防衛省はマイナスからのスタートだ」。10分以上にわたり防衛省への不信を訴え、現状では配備に向けた協議入りはできないと明言。終了後、記者団に「今は白紙」とした。

 報告書は、配備予定の陸上自衛隊新屋(あらや)演習場は「津波の影響がない」としていたが、実際には津波対策が必要だと岩屋氏が認める事態にもなった。面会した穂積志・秋田市長は「説明がなされていない」と批判。岩屋氏は「敷地整備をしっかり行えば、津波の影響の心配はないと考えて、説明が必ずしも十分できていなかったのは事実。その点も含めて説明し直したい」と釈明に追われた。

 もっとも岩屋氏は、あくまで新屋演習場を「適地」とする考えを変えていない。一連の会談後、記者団に「この段階で、それを変えるような材料が今あるわけではない」と述べた。

 秋田への配備を見直す考えはないものの、7月に参院選を控える中での失態続きに、与党では危機感が募っている。

 「防衛省がオウンゴールを連発…

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