多様性とは「三人寄れば……」イー・ウーマン佐々木社長

有料記事

聞き手=末崎毅
[PR]

 2020年東京五輪パラリンピックや大会後を見すえ、解決したい課題や取り組みたい活動を聞きました。

イー・ウーマン 佐々木かをり社長

 子どもが学生時代のことです。夏休みに家族旅行に行こうと誘うと、「旅行で部活動を休むなんて許されないから、休めない」と言うんです。部活動の先生が「英検を受けるといって部活動を休んだ者がいる」と怒ったこともありました。部活動によっては休みがなく、旅行も行きにくい。これは、企業の長時間労働やダイバーシティー(多様性)のなさといった課題とリンクしていると思います。

 自分の時間の使い方や家族との過ごし方を考えることから離れてしまっているのに、入社したら突然、「夜6時に帰れ。働き方改革だ」と言われても戸惑うでしょう。ダイバーシティーとは「三人寄れば文殊の知恵」のことで、私は日本をよくするためのキーワードだと考えているのですが、アイデアを出すには各自が多様な視点を積むことが大切です。

 ダイバーシティーの第一歩は…

この記事は有料記事です。残り1027文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません