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 刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡すことを可能にする香港の「逃亡犯条例」改正案に反対する市民のデモは、回を重ねるごとに参加者が増え、16日には過去最大級の200万人近く(主催者発表)に達した。連日続くデモで目立つのは、5年前の民主化デモ「雨傘運動」には加われなかった「ポスト雨傘」世代の若者たちだ。

 16日、デモの出発点となった香港島のビクトリア公園には、条例改正に反対の意思を示す黒い服を着た若者たちが続々と集まった。「改正案を撤回せよ」「これは暴動ではない」など、スローガンが書かれた紙を手に、彼らは整然と列に加わっていった。

 同級生と参加した中学生のグループ、大学入試を終えたばかりの高校生、夏休みに入った大学生……。

 雨傘運動にも参加したアルバイトの男性(24)は、今回のデモの隊列に加わり、こう感じた。

 「若い参加者がどんどん増えているな」

 2014年、民主的な選挙の実現を求めるデモ隊が79日間にわたって香港中心部の道路を占拠した雨傘運動。警察の催涙弾に抵抗して学生らが雨傘を広げたことから、そう呼ばれた当時の運動を支えたのも若者だったが、今回も現場で目立つのは10代の若者たちだ。

 高校2年生の女性(17)は、友達2人と参加を決めた。5年前、雨傘運動が起きた時は中学生。民主化を求めて路上にテントを張る大学生たちの姿を、毎日テレビで応援していた。

 「あのとき何も行動できなかった。ずっと残念に思っていた」。この日が初めてのデモ。「こんなにたくさんの人たちが気持ちを共有するって、すごい」と、興奮気味に話した。

 高校3年生の男性(18)も、当時、自宅のニュースで運動を見ていた。「行きたかったけど、当時は両親に反対されて諦めた。次に声をあげるチャンスがあれば絶対に参加したいと思っていた」。この日は晴れだったが、5年前の民主化デモのシンボルだった雨傘を持って公園に来た。

■「道路の占拠は支持され…

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