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 岩手県二戸市出身の4兄弟バンド「SaToMansion」の楽曲が、第101回全国高校野球選手権岩手大会の出場校を紹介するテレビ番組のテーマ曲に使われている。4人とも野球経験者で、楽曲「VOICE」のミュージックビデオ(MV)は球場で撮影された。「応援歌やチャンステーマにも使ってほしい」というメンバーたちに、高校野球への思いを聞いた。

 ――VOICEを作った背景を教えて下さい

 佐藤和夫さん(32) ステージ出演をかけた若手バンドのトーナメントを勝ち抜くため、この曲を作りました。MVは地元・二戸市の大平球場で撮影しました。バンドのトーナメントも高校野球も、同じ勝負事。だから野球場を選びました。当日は雨だったけど、その中で演奏する姿が高校球児の熱さとリンクしました。

 ――野球の経験はありますか

 伸之さん(27) 4人とも小学校のころやっていました。全員、MVを撮影した大平球場で試合をしたこともあるんですよ。高校では全校応援に行きましたが、スタンドは臨場感があって、選手と一緒に戦っている気持ちになれるのがいいですね。

 和夫さん 音楽もバンドと観客とのコール&レスポンスが大事で、観客が演奏に応えてくれることでエネルギーが倍増する。高校野球も、選手のプレーにスタンド応援が応えることで、場がひとつになるんじゃないかな。応援歌には「VOICE」を使ってもらえたら。チャンステーマとかにもぜひ。

 ――今年の岩手大会で注目することは

 幸城さん(37) 大船渡の佐々木朗希選手の活躍は気になりますね。ああいう選手が岩手から出てきてくれることは岩手出身者として誇りだし、見る人に夢と希望を与えてくれると思います。

 ――選手たちにメッセージをお願いします

 英樹さん(35) ぜひ甲子園優勝をめざして頑張ってほしいです。岩手からでも日本一になれるんだということを見せてほしい。

 幸城さん 青春は1回だけ。全力でプレーして感じたうれしさ、悔しさを大事にしてほしいです。

 伸之さん 中学からバスケをしていて、コーチに言われた「一番勝ちたいやつが勝つ」という言葉は今も心に残っている。きっと野球も、そういう気持ちが大事なんだと思います。

 和夫さん 高校生の今、いろんなトライを重ねたことは卒業後に必ず生きてくる。一生懸命取り組めば、失敗も全部財産になると思います。(聞き手・御船紗子)

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 出場校の生徒たちが、手作りビデオでチーム紹介する岩手朝日テレビ(IAT)の番組「純情応援歌」は、7月10日まで放送中。

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 サトウマンション ベースの長男佐藤幸城さん、ドラムの次男英樹さん、ギターボーカルの三男和夫さん、ギターの四男伸之さんの4兄弟バンド。2015年に東京で結成し、ロックと昭和歌謡を融合させた音楽スタイルで活動している。小学校時代の野球のポジションは、幸城さんが左翼手、英樹さんが捕手、和夫さんが中堅手、伸之さんが二塁手。