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 政府は18日、交通安全の緊急対策を関係閣僚会議で決めた。高齢運転者らの事故を防ぐため自動ブレーキを搭載する「安全運転サポート車」を普及させることに加え、タクシーの定額乗り放題の導入検討など、車に頼らなくても生活できる環境をつくる施策を盛り込んだ。

 東京・池袋で4月に高齢男性の車が暴走し、12人が死傷した事故を受け、高齢者の事故防止への取り組みをまとめた。免許を返納した高齢者が、区域や回数など条件の範囲内で乗り放題になる「定額タクシー」の導入を検討する。割安で利用できる「相乗りタクシー」も全国に広げる。

 また、自動ブレーキの国内基準をつくり、普及に向けて新車への搭載義務付けを検討する。こうした安全運転支援機能がある車に限定した免許制度をつくるための課題を整理し、年度内をめどに結論を出す。

 大津市で保育園児の列に車が突っ込み、16人が死傷した事故を受け、未就学児が集団で行動する場所の安全確保も進める。小学校周辺で登下校時間帯の速度制限や通行止めなどを設ける「スクールゾーン」に準じた「キッズゾーン」や、子どもたちを見守る「キッズガード」の導入も検討する。道幅が狭い生活道路でも使える速度違反自動取り締まり装置(オービス)を全国的に導入する。(及川綾子)