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 大阪府警吹田署の千里山交番前で男性巡査が刺されて拳銃が奪われた事件で、強盗殺人未遂容疑で逮捕された飯森裕次郎容疑者(33)=東京都品川区=とみられる男が、発生10分後に拳銃のようなものを手に歩く姿が防犯カメラに映っていたことがわかった。この15分後には破裂音を複数の住民が聞いており、吹田署捜査本部は事件直後の飯森容疑者の状況を示す映像とみて注目している。

 この映像は、16日午前5時45分ごろに交番から北西へ約400メートル離れた吹田市千里山西5丁目の住宅街で撮影されたとみられる。

 飯森容疑者とみられる男は、黒っぽい長袖の上着と長ズボン姿。拳銃のようなものを右手で握り、ひじを曲げて胸の高さまで上げている。銃口とみられる先端部は前方に向けられていた。左手は白っぽいものを持っているように見えるが、何かははっきり確認できない。男の右腰付近には黒っぽい膨らみがあり、バッグのようなものを下げているようにも見える。

 また別の映像では、右手を下げており、手にしている拳銃のようなものの形状がより鮮明に映っていた。

 飯森容疑者が逮捕時に所持していた拳銃は実弾1発が発射された形跡があった。映像撮影から約15分後の同午前6時ごろ、周辺で破裂音を聞いたとの付近住民の通報があり、捜査本部はこの時間帯に発射された可能性が高いとみている。

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 捜査本部は18日、飯森容疑者を男性巡査に対する強盗殺人未遂容疑で送検した。巡査は意識不明の重体となっている。