聞き手・榊原一生、大岩ゆり
拡大する自身の経験を話す清原和博さん=福留庸友撮影
球界のスターはなぜ薬物依存症になったのか。依存症からの回復途上でどんな葛藤を抱え、何を支えにしているのか。元プロ野球選手の清原和博さん(51)が朝日新聞の単独インタビューに応じた。全4回にわたりお届けする。初回は、プロ野球を引退してから覚醒剤取締法違反で逮捕されるまでの経緯、覚醒剤を使っていた時期の心理状態、「薬物依存症」と診断された時にショックを受けた様子を紹介する。
若いころから自分は「二度死ぬ」と考えていました。野球人生において、そしてその後の人生においてです。小学3年生でリトルリーグに入ってから41歳でプロ野球を引退するまでは野球が人生のすべてでした。いざ野球人生を終えてみると、次の人生のスタートをなかなか切ることができませんでした。それまでがあまりにも野球ばかりで、第二の人生で自分が何をしたいのか、よくわからなかったのです。
引退後、すべてが崩壊していくようでした。食生活ひとつをとっても、ストイックな摂生から暴飲暴食へと変わり、糖尿病にまでなってしまいました。心にぽっかり穴があいてしまった気分でした。
野球をしている時は、チームの…
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朝日新聞社会部