聞き手・榊原一生、大岩ゆり
拡大するインタビューに応じる清原和博さん
薬物依存症の治療を続ける、元プロ野球選手の清原和博さん(51)。今も突然、覚醒剤を使いたくなることがあるという。そんな欲求に打ち勝ち、薬物をやめ続けるには、主治医をはじめ色々な人の助けが欠かせない。とくに励まされた声援や、「頑張ろう」という思いを新たにするためにあるものを自宅に置いているという。
薬物依存症の治療を始めて3年が過ぎてはっきり言えるのは、主治医をはじめ色々な人の助けがなければ、ずっと薬をやめ続けるのは無理だった、ということです。短期間だけなら独りでもやめられたかもしれません。でも、使わない状態を継続するのは独りでは困難です。
治療を始めてしばらくは、自分がこれからどうなるのか、不安で不安で仕方ありませんでした。不安をぶつける僕に対し、主治医はカウンセリングの度に「前回から今日まで2週間、覚醒剤を使っていないのは立派ですね」とほめてくれました。その一言がすごくうれしくて、また次の2週間頑張ろうという気持ちになりました。今日1日使わなかった、また明日も……という風に、一日一日の積み重ねでここまできました。
自業自得ですが批判されること…
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朝日新聞社会部