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 第101回全国高校野球選手権秋田大会の組み合わせ抽選会が20日、秋田市文化会館であった。選手宣誓に立候補した主将たちが壇上中央に集まり、一斉にくじを引いた。数秒の間が空き、笑顔で右手を突き上げたのは、西仙北の佐藤尚磨(しょうま)主将(3年)。手には当たりくじが掲げられていた。

 間が空いたのは「まさか当たりだと思ってなかったから」。くじを開いた瞬間、日本高校野球連盟の「Fマーク」が目に飛び込んできたが、当たりを意味するしるしとは知らなかった。周りを見渡していると、手元をのぞき込んだほかの主将が「それ当たりだよ」と教えてくれた。

 昨年選手宣誓をした明桜元主将でプロ野球・ロッテの山口航輝選手は、あこがれの存在。一昨年の夏、2年生ながら4番を任され、チームを甲子園へ導いた山口選手の打力に感動し、打席に立った時の動作をまねするようになった。

 昨夏、宣誓する山口選手の姿を同じグラウンドで見てから、次は自分がやりたいと思っていた。「ずっと『当たり来い、来い!』って思っていて、今日を楽しみにしてました」と興奮気味に話す。

 自身の持ち味は「元気と長打力」。失点した時も率先して声を出すムードメーカーとしての役割を買われ、主将になった。「点を取られても倍取り返す気持ちで、ひるまない攻撃をしていきたい」(高橋杏璃)