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 相模原市の小田急線相武台前駅近くの商店街にある床屋「髪ザウルス」は、地元の老若男女でにぎわう5席の小さな店だ。ここになぜか、アフリカ系の外国人が続々とやってくる。ガーナ、ナイジェリア、タンザニア。色んな国の出身者が、東京、埼玉、山梨などからも定期的に通ってくる。

 理由を尋ねると、「この店じゃないと希望の形が決まらないんです」「他の店ではできないし、断られます」。

 増える外国人。母国を離れた生活で、散髪は一大事だ。松田京子社長(52)は「どの国の方にも安心していただけるよう努めています」。

 特にアフリカ系の人の髪質には、日本の通常の理容技術での対応は難しい。縮毛(しゅくもう)で硬く、向きや流れも複雑で、普通のはさみが通らない。生え際のラインや髭(ひげ)の形には独特のデザインがあるが、肌が弱いのでカミソリが使えない。

 髪ザウルスは、技術と特別な道具、そして心遣いで信頼を得ている。理容師は髪質を研究し、スキルを習得。0・1ミリまで対応できる特殊なバリカンも駆使する。長さや向きを繊細に調整し、生え際をデザインしていく。身ぶりもまじえて希望をくみ取る、根気のいる作業だ。

 指名客の多い店長(61)は「普通の2倍は時間がかかるけれど手を抜かない。喜んでいただきたいですから」。客は「このラインが最高」と大喜び。早速、ポーズを決めてスマホで自撮りしていた。

 店の周辺には住宅街が広がる一…

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